小児歯科
子供の虫歯について

子供が虫歯になる原因とは
糖分の摂取
甘いお菓子やジュースを頻繁に摂取すると、虫歯のリスクが高まります。

歯磨き不足
歯磨きが不十分だと、食べかすやプラークが残り、虫歯になりやすくなります。

だらだら食べ
食事の間隔が短いと、口の中が酸性に傾きやすくなり、虫歯の原因になります。

虫歯にならない為に
気をつけるポイント
- 食事やおやつの時間を決めて、
だらだら食べを防ぐ - 甘いものを控えめにし、
キシリトール入りのおやつを選ぶ - 毎日の歯磨きを徹底し、
仕上げ磨きを行う - フッ素入りの歯磨き粉を使用する
- 定期的に歯科検診を受け、
高濃度フッ素塗布を行う
虫歯はうつる?
口移しや同じスプーンを使うことで、虫歯菌が親から子供へ移るとされてきましたが、2023年に日本口腔衛生学会が、科学的根拠は必ずしも強いものではないと発表しました。
虫歯になりやすい・
なりにくい歯について
しっかり歯を磨いている習慣があり、定期検診に行っていても虫歯になりやすい方はいらっしゃいますし、その逆にあまり口腔内への意識がない方で虫歯ができたことがない方もいらっしゃいますが、一般的には以下のような要因が考えられます。
遺伝的要素
歯の質や唾液の性質や量が関係します。
食生活
糖分の多い食事を好むと虫歯になりやすくなります。
口腔ケアの習慣
正しい歯磨きをしているかどうかで大きく変わります。
子供の虫歯予防

歯医者で行うケア
- フッ素塗布(歯の再石灰化を促進)
- シーラント
(奥歯の溝を埋めて虫歯を防ぐ) - 定期検診での虫歯チェック
自宅で行うケア
- 毎日の正しい歯磨き(仕上げ磨きを含む)
- フッ素入りの歯磨き粉を使用(年齢に応じて適切なフッ素濃度の歯磨き粉を使うことが重要です)
- 規則正しい食生活と間食のコントロール
- 糖分の少ないおやつを選ぶ
乳歯の虫歯について

乳歯は永久歯よりもエナメル質が薄く、幼弱なため虫歯になりやすいです。
乳歯の虫歯を放置し、歯の内部で感染を起こしてしまうと、永久歯にも悪影響(感染を避けるように永久歯が生えてくるため異所萌出を起こしたり、変色を起こすと言われます)を及ぼすため、早めの治療が必要です。
虫歯は何歳からなるのか?
早い子では1歳頃から前歯に虫歯が発生します。甘いジュースやスポーツドリンクを好んで飲む子に多く見られます。
特に1歳半~3歳は食事の回数も増え、臼歯がだんだん生えてくると食べ物が詰まりやすかったり、虫歯になりやすい時期なので注意が必要です
虫歯にならない為のケア
- 1歳頃から歯磨きの習慣をつける
- デンタルフロスを併用する
- フッ素を活用し、
歯の再石灰化を促進する - 食生活を整え、甘いものの摂取を控える
乳歯の治療方法
- 初期虫歯はフッ素塗布で進行を防ぐ
- 進行した虫歯は詰め物や
抜歯などの処置が必要 - 放置すると永久歯の歯並びや
発育に影響するため、早めの受診を推奨